ごみ焼却施設 Energy recovery promotion facility
ごみ焼却施設概要
処理対象物 | 燃えるごみ |
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処理方式 | 全連続燃焼式ストーカ炉 |
処理能力 | 330t/日(110t/日×3炉) |
発電機定格出力 | 9,550kW |
排ガスの公害防止基準値(乾き、酸素濃度12%換算)
項目 | 基準値 |
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ばいじん(g/m³N) | 0.01 |
塩化水素(mg/m³N) | 50 |
硫黄酸化物(ppm) | 30 |
窒素酸化物(ppm) | 50 |
一酸化炭素(ppm) | 30(4時間平均値) |
ダイオキシン類(ng-TEQ/m³N) | 0.1 |
ごみ焼却施設の処理の流れ
点滅している数字のクリックで写真が見れます。
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- ごみの流れ
- 主灰・飛灰の流れ
- 空気の流れ
- ガスの流れ
- 蒸気・水の流れ
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プラットホーム
運び込まれたごみは、ごみ投入扉からごみピットに投入します。屋外へ臭気が広がらないように、プラットホームの出入口にはエアカーテンを設けています。
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ごみピット・ごみクレーン
ごみを貯めるごみピットの容量は、約11,000㎥(市内のごみ約7日分)です。貯められたごみは、安定して燃えるように、ごみクレーンで撹拌したあと、ごみ投入ホッパ・シュートから焼却炉へ送り込みます。ごみクレーンは全自動運転も可能です。
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焼却炉・ボイラ
焼却炉では、ごみを移送しながら燃やして灰にします。このときの炉内の温度は、850度以上にもなります。また、アンモニアを炉内に吹き込み、窒素酸化物を分解・除去します。(高効率無触媒脱硝)ボイラでは、ご みの焼却により発生する高温の燃焼ガスを熱回収し、蒸気をつくります。
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蒸気タービン発電機
ボイラでの熱回収により発生した蒸気を利用して、発電します。蒸気タービン発電機の最大発電量は1時間に9550kWにもなります。
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主灰ピット
焼却炉から排出される主灰は、水冷後、主灰ピットで一時貯留したあと、搬出をおこないます。この主灰は、セメントの原料にしたり、人工砂などにして、道路の路盤材などに使用します。
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集じん装置
排ガスに含まれるばいじんや有害ガス成分を、消石灰や活性炭を噴霧したうえで、ろ過式集じん装置で捕集します。きれいになったガスは、煙突から排出しますが、一部は再び焼却炉へ吹き込み、窒素酸化物の発生抑制に使用します。(低NOx低空気比燃焼技術)
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飛灰処理設備
集じん装置などで捕集された飛灰に、薬剤を加えて混練処理をおこない、無害安定化します。処理後の飛灰処理物は、飛灰処理物貯留設備に一時貯留したあと、搬出をおこないます。
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中央制御室
24時間体制で、焼却炉の温度管理や公害監視値の管理をおこないます。機械の動きのコントロールもおこないます。